2015年02月13日

中国、原発大国へ再始動 発電能力5年で3倍計画

中国政府は今年、福島第一原発の事故で凍結した新規の原発建設を本格化させる構えだ。5年で発電能力を約3倍に増やし、世界第2位のフランスに迫る計画。膨らむエネルギー需要と環境対策という課題を抱える習近平(シーチンピン)指導部は、「エネルギー生産と消費の革命」を掲げ、原発大国化に大きくカジを切ろうとしている。

 中国・北京から南東に約600キロ。1月、黄海に突き出す山東半島の先に広がる造成地で巨大なクレーンが林立していた。石島湾の原発建設現場の守衛は「福島の事故で止まっていた工事が、やっと動き出した」。

 石島湾では、高効率で安全性も高いとされる「第4世代」の高温ガス炉の世界初の実証炉が着工しているほか、実用炉では最先端の「第3世代」の原発も数基、建造する計画がある。

 中国のエネルギー政策を統括する国家発展改革委員会は昨年11月、石島湾などで計6基の新規原発の建設許可を国務院常務委員会に申請。「初の国産第3世代炉」と位置づける原発や実績の乏しい新型炉も含まれるため政府内に慎重論もあるが、原発の安全審査を担う環境保護省核・放射安全センター幹部は「指摘すべき問題はあるが根本的なものではない。着工は早晩、認められるだろう」。


いよいよ中国が本格的に原発増設に舵を切る。
偏西風の影響でもしも中国の原発が事故を起こしたら間違いなく日本は放射能まみれになる。
福一原発事故ではこの偏西風のおかげ?で太平洋に流れていった分があったのだが言い換えれば中国からの風は全て日本にくることになる。

今でも中国の大気中の汚染物質は日本にやってきている。
これが放射能になると思うと・・・

まあ日本は文句は言えないしいう資格は失われた。
なにせ原発事故を起こしたのだから。

原子爆弾による被爆国として核廃絶を訴える資格すら失ったように感じる。
世界で唯一の原爆被爆国が原発事故を自ら起こして被爆したのだから救いようがない。
東京電力の罪は重い。

福一の事故がなければ今回のこのニュースに多くの日本人は発狂して抗議していたのではと想像できる。
しかしもう日本人にそのような抗議をする資格はないのはいうまでもない。
それに中国は日本の事故をみて安全対策も日本以上にやってくるだろう。

日本以上にいっても日本などほとんどなんの想定もしていないお粗末そのものの安全対策しかしていなかったのだから呆れるばかりである。
津波を想定せずに海岸線にしかも地下に電源設備を置いていたのだから小学生以下のバカ揃いとしか言い様がない。


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Posted by iori at 13:01│Comments(0)原発
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